
日本侵略中国東北史実展覧より
『勿忘“九・一八” 江澤民』
「忘れる勿(なか)れ」という意味で、「9・18」は満州事変のきっかけとなった柳条湖事件のあった日付を指す。
【炎帝と黄帝の子孫である中国人は、1931年9月18日、日本が凶暴にも内外を驚愕させる“九・一八事変”を引き起こし、武力で中国東北を侵略・占領して偽満州国をつくり、ファッショ的植民地支配を行って東北人民を奴隷化し、ほしいままに資源を収奪すること14年の長きにわたったことを、誰ひとりとして忘れるはずはない。
しかし、日本国内の一部の人々はこの時期の歴史を正視することが出来ず、甚だしくそれを歪曲・否認さえしている。そして、現在、中国(国内)の青少年の中には、日本が中国侵略で行ったファッショ的植民地支配の蛮行が分からず、日本軍国主義、偽満州国とは何ものであるかが分からず、銃剣による支配下でかつて中国人民が受けた屈辱と苦難が分からず、抗日戦争の困難さと比類のなさが分からない者がすでに少なくない。
それゆえ、私たちは大量の歴史的図面、文物、また、歴史証人の証言などの音声・画像資料をもって展示を作り、当時の歴史を再現したが、これは歴史とはいかなる人も書き替えることが出来ないものであることを証明するためである。すなわち、広範な人民にこの悲惨で苦痛な屈辱の歴史をしっかりと記憶させ、国の強化を図って中華民族の偉大な復興を実現し、歴史の悲劇の再演を許さないためである。】
【植民地支配を維持・強化するために、日本侵略者はあらゆる方法で中国固有の思想を破壊し大量に日本文化を輸入して、植民地文化を発展させた。文化的独裁を推進するために、日「満」(日本と偽満州国)が偽満州国国務院総務庁に日本人が完全に支配する弘報処を置き、新聞、出版、通信、文芸などの文化・宣伝・世論の陣地を中央集権的な方法で統制・管理し、審査・監督して、植民地文化を以て中国民族文化に取り替えようと図った。】
【東北の人民には人身の自由と言論の自由は全くなく、少しのことにも嫌疑をかけられ、逮捕監禁されることになり、いわゆる“思想矯正”を受けたり、さらには殺害さえされた。銃剣が支配する東北の大地は極度の白色テロにさらされた。】